カイロ時代の秘蔵映像公開♪

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皆さん、こんにちは!

最近、個人のFacebookInstagramをやり始めたのでブログ更新が遅れて申し訳ありません。

今日披露するYouTube動画は私が多分33歳頃のカイロの日本大使館で踊った時の映像です。

古いVHSで保存状態が悪くテープはかなり劣化していました。

その為公開をためらっていましたが、やっぱりこのまま埋もれさせてしまうのはもったいないので、公開する事にしました。

今から31~2年前の映像で、ベリーダンスを始めたのが30歳なのでまだ経験4年程度です。

当時はまだプロフェッショナルでは有りませんでした。

エジプトに留学直後はプロになりたいな~と思っていましたが、色々と情報を集めているとエジプトで踊るのはかなり大変な事だ!と分かって来ました。

NYでも結構大変でしたが、中近東はその比では有りません。

欧米人のダンサーは自分自身への拍付けの為、ロシア人など当時の発展途上国のダンサーはお金を稼ぐため。色々な思惑のダンサー達がエジプトに集まるのです。

当時ソビエト連邦が崩壊してロシアになりましたが、そこで政府の保護を受けられなくなったバレリーナ崩れの様な人達がたくさん「ラッシャン・ショー」のダンサーとしてカイロに出稼ぎに来ていました。

彼女達はエージェントの管理下に有り、主にジャズ風のショーダンスを踊っていましたが、ショーの一部は中近東風の踊りでした。

そんな子達がエージェントのボス(ジェネラル・アハメッド=アハメッド将軍=怖い怖い怖い)に連れられて、ラィアの家にベリーダンスの練習に来ていました。

いかにも、豊胸手術っぽい胸で、目付きもギラギラとしていました。

それに、旦那がマネージャーの様な南米から来ているダンサーとか、とにかく皆の目付きがギラギラで私はすっかり怖気づきました。

ラィアからも「胸が大きい方がいいわよ。良い医者を紹介するわよ」とか言われるし・・・

NYではまだ「お稽古の延長」で踊れそうなナイトクラブもありました。

でも、エジプトは全くそうでは有りません。

エジプトでのショービジネスは大きなお金が動くBig businessで、踊りが上手い下手とかじゃなく、とにかく素人の入り込める世界ではないのです。

しかも、中近東で踊り子って日本や欧米と全く社会的な地位が違うのです。

プロフェッショナルになってからも「私はダンサーです」と、ほとんど口外しませんでした。

まあ、その様な事が色々有ってしばらくプロになるんは諦めて、レダ舞踊団でのフォークロア修行とアラビア語学習に励む事にしました。

これはその当時のプロフェッショナルになる前の映像です。

場所はザマレーク地区のマリオットホテル、日本人会の忘年会でサハラのバンド借りて踊りました。

サハラは気前良く自分のバンドを貸してくれる素晴らしい方でした。

リハーサルやるとお金を支払わなければならないので、1回ちょこっとだけイブラヒム・アキフのスタジオに集まって打ち合わせしました。当然、踊りは全て即興です。

4年と言う年数の割には堂々として、リハーサルしていない割にはサハラのバンドとも上手くやっている様で、我ながら結構凄いです。

 

 

 

★6月から第3水曜日19時半から長原スタジオで「フォークロア基礎WS」を行います。

 2時間4000円。月謝AB生1コマ。B1生1コマ+500円。

 ご希望が有れば蒲田第4金曜日の「魅惑のフォークロア」の予習復習を致します。

 レダスタイルの基礎を固めたい方に最適です。

 是非、ご参加下さいね。 karima@muc.biglobe.ne.jp

 

★入門アラビア(D)

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